いこくのじかん

「カオスで面白い世界」をテーマにしたゆるゆる旅行・アウトドアブログ。

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中国趣味

 

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こんにちは、木衣です。

 

中国の建物や少数民族が載っている読み物はないか探していたのですが、

ようやく手に入れました。

 

 

トランジット中国

トランジット少数民族

 

夢とロマンが詰まっています。

 

今回はそんなロマンあふれる中国について、思う所を書こうかと思います。

 

 

目次

 

 

ファーストコンタクト

 

初めて中国を訪れたのは、2010年。

中学生ながら、

「なんか色々とダイナミックな国だな」

と大陸の洗礼を受けました。

 

(その時の様子はもう一つの漫画ブログで記事にしています)

 

www.kii-humoumanga.com

 

その「なんかダイナミック」という第一印象は今日に至るまで変わっていません。

 

私は平成生まれなので、

「バブルの日本もこんなかんじだったのだろううか…」

とかつてあった高度成長期に思いを馳せたりしていました。

 

なんにせよ、世界有数の

「エネルギーとパワーに溢れた国」

だと思っています。

 

 

55もある

 

私がそんな中国のどこに魅力を感じているといいますと、

ずばり「カオスさ」です。

 

カオスといえばこのブログのテーマにもなっています。(今決めた)

 

riquewhir97.hatenadiary.com

 

以前の「裏路地ラバー」では、

「路地の生活丸出しなごちゃごちゃ感が好き」

と言いましたが、

その「ごちゃごちゃ感」を国単位までスケールアップさせたのが中国だと思っています。

 

 

中国地図

https://www.abysse.co.jp/china-map/index.html

 

地図からも分かるように、

中国はとにかくデカイ。

 

そんでなんか細かくいっぱい省が分かれてる。

 

日本も47都道府県で地域が分けられていますが、中国ではそこにさらに

イスラム系民族が住む場所、タイ系民族が住む場所、モンゴル民族が住む場所…と

民族ごとの事情が入ってきます。

 

 

中国には主となる漢民族以外に、政府公認の55の少数民族がいます。

 

中国の人口16億に対し、少数民族が占める割合は8パーセントほどですが、

それでも単純計算で1億人以上もの民族がひしめき合っていることになります。

 

すぐ隣の国で、独自の文化を持つ人々が、それぞれの場所で暮らしを営んでいる…

 

ここにめちゃくちゃロマンを感じるのです。

 

 

また、今や世界トップクラスの経済大国となった中国では、日本企業をはじめ、西洋列強など様々な思惑を持った勢力がなだれ込んでいます。

 

これらのカオスが混然一体となり、一つの国として成立しているだけでも

「奇跡か…尊い…」

と思ってしまいます。(重症)

 

対して、カオスを集結させた結果、

民族問題や農村部との経済格差など、様々な問題が転がっているのも事実。

 

そんな問題も含めて、

「興味深い」

と思ってしまうくらいには、

私も随分「中国趣味」の沼にはまっているようです。

 

 

とはいうものの

 

散々中国のロマンを語っていましたが、

私は最初この国が好きではありませんでした。

 

というのも、

テレビやニュースなどの影響で

「中国人はマナーを守らない」

というイメージが先行していたからです。

 

行ったことがない国や地域は、ついつい流れてきた情報だけで印象を決めてしまいがちです。

 

 

…ですが、いざ中国に降り立ってみて、

待っていたのは「人」との出会いでした。

 

 

上海からスーツケースを抱えて寝台列車に乗った時のことです。

 

私に割り振られたスペースは三段ベッドの一番上だったのですが、

重たいスーツケースをベットの上まで持ち上げることができず、苦戦していました。

 

…すると、それを見ていたおばちゃんがどこからともなく人を集め、

みんなで協力して私のスーツケースをベッドに上げてくれました。

 

寝台列車

(こちらは当時の様子を描いた絵日記)

 

そして協力してくれた人たちはどこかへ消えていきました。

 

この、

「どこからともなく集まって、助けて、気が付いたら解散してる」

一連の流れがやたらスピーディーで、少し笑ってしまいました。

 

 

こうした「人との出会い」を経て、私の中国に対する見方は180度変わったのです。

 

 

流れてくる情報を鵜吞みにするのではなく、

「知ろうとすること」「実際に目で見てみること」

って大切だな~と実感しました。(中々難しいことですが…)

 

 

そして何よりも、国や文化は違えど、

「思いやり」

は世界共通、変わらないものであると信じたいです。

 

 

とりとめのない感じになってしまいましたが、

本日はこの辺りで失礼致します!

 

 

・参考文献

『TRANSIT-美しき中国という激流ー』2008年、講談社MOOK