ウズベキスタンの食べものたち
こんにちは、きいです。
前回に引き続き、ウズベキスタンの話題を少々。
今回は「食べ物」編です。
冒頭の漫画でちょろっと出てきた食べ物たちについて、
実際の写真を交えて掘り下げていきます!
目次
その①:ナン
私は勝手に日本の「おにぎりポジション」だと思いました。
サービスエリア、レストラン、バザール(市場)、商店…
とにかくどこに行っても売っているからです。
(こちらはレストランで出てきたナン)
ただ、おにぎりよりはボリューム満点。
写真だと分かりづらいですが、
上のナンも人の顔くらいの大きさがあります。
うっすら切れ込みが入っていることから、
何人かで分けて食べる前提のデカさです。
(こちらは市場で見つけたナン。焼きプリンみたいな見た目)
ぱっと見、
柔らかくてフワフワした食感なのかな~
と思うじゃないですか??
実際食べてみると想像の5倍くらい固いです。
そしてパサついています。
味は特にありません。
でもなぜかクセになってしまう…
それがウズベキスタン・ナンの魅力なのです。
映画館で無心で食べてしまうポップコーンの感覚に似ています。
しかしこのナン。
クセになるからといって、
日本におみやげで持って帰ろうとするのは要注意です。
ウズベキスタンのナンは、
ウズベキスタンの乾燥した気候だからこそ、
この状態をキープしているのです。
すなわち、
湿度が高い日本降り立った途端、
あっという間にカビだらけです。
手の込んだ嫌がらせとしてはお土産もアリかもしれませんが、
普通にもったいないのでやめましょう。
その②:ボルシチ
驚くほど写真の撮り方が下手すぎて全然おいしそうじゃありませんが、
間違いなくおいしかったのが、こちらのボルシチ。
思わず、
えっ?日本の調味料使ってる??
と聞きたくなるほど、デジャヴを感じる味でした。
「ちょっと濃いめのコンソメスープに、醤油を混ぜたような味」
だったのです。
最早実家のような安心感。
食べたことないので分かりませんが、
本場ロシアのボルシチもこんな味なのでしょうか。
それとも「文明の十字路」ウズベキスタンだからこそ、
東西の味が混ざり合ってなんかいい感じになったのでしょうか。
…いかんせん、
これが私とボルシチのファーストコンタクトだったため、
真相は謎です。
その③:プロフ
羊肉を使ったピラフです。
私は羊肉があまり得意ではないのですが、
これはめちゃくちゃスプーンが進みました。
羊肉特有の臭みもなく、
ご飯のパラパラ感とお肉のジューシーさが絶妙なのです。
一緒に行った友人はあまりの美味しさに感動し、
このプロフをデカイ缶詰でお土産用に買い込んでいました。
私はそれを
「絶対スーツケースに入らないだろ」
と思い横目に見ていましたが、
今になると
「スーツケースからはみ出してでも買っておけばよかった…!」
と後悔しています。
調べた所、ネット通販でも売っていました。
興味のある方は是非!
その④:ラグメン
いわゆる「中央アジア風焼きうどん」。
個人的・ウズベキスタンナンバーワン料理です。
正確に言うと「ウズベキスタン」というよりかは、
イスラム圏で広く親しまれている家庭料理のようです。
これがとにかくウマイ。
近い表現としては、
「うどんの麺にナポリタンの味付けをした感じ」
です。
私の家の近所には、丸●製麵や●井製麵所などのうどん屋が乱立する
「うどん激戦区」
と呼ばれる場所があるのですが、一時期は
「このうどん屋全部潰れてラグメン屋にならねーかな」
と思っていました。
(問題発言)
日本に帰っても、それだけ余韻が残る美味しさだったのです。
ひまわり油にご注意を
…とまぁ、
色々と紹介してきましたが、
ここで一つ総括兼注意です。
漫画でも触れたように、
ウズベキスタンの料理には
「ひまわり油」が多く使われています。
美味しいからといって食べすぎると、
この油が体に合わない場合
お腹を下します。(体験談)
私は見事合わない体質だったらしく、腹痛を抱えながら旅をする羽目に。
しかし一緒に行った友人はケロリとしいていたことから、
個人によるのでしょう。
ひまわり云々以前に、そもそも
「あぶらっこい食べ物が苦手…」
という方は気を付けた方がいいかもしれません。(私)
では、今回はこの辺りで失礼致します。
(切実に近所に『ラグメン屋』がほしい)