いこくのじかん

「カオスで面白い世界」をテーマにしたゆるゆる旅行・アウトドアブログ。

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たのしいJR在来線の旅【名古屋⇔京都】

 

こんにちは。

お久しぶりです、という挨拶さえ憚られるほど久しぶりの更新です。

高城玲です。(旧・きい)

 

見返すと最後の投稿が今年の3月…

 

約9ヶ月ぶりとなってしまいました。

 

思えば最後の投稿から、漫画家デビューが決まったり改名したり絵の修行をしたり漫画が雑誌に掲載されたり…

 

怒涛の9ヶ月間だったと言っても過言ではありません。

 

(その模様は以下別ブログにて詳しく記録しております)

 

www.kii-humoumanga.com

 

www.kii-humoumanga.com

 

www.kii-humoumanga.com

 

 

ですがまあ、今回はそんな話は置いておいて…

 

このブログは旅について語るブログなので、さっそく最近印象に残ったとある「旅」について書いていこうと思います!

 

目次

 

そもそも旅の定義とは何なのか

 

「日帰り旅行」は旅にあたらない?

「宿泊」がなければ旅とは呼べない?

 

そんなことはありません。

 

たとえ宿泊がなかろうと近場だろうと、己が旅と思えばそれは旅なのです。

(超持論)

 

お察しかもしれませんが、今回のタイトルは「たのしいJR在来線の旅」。

 

言ってしまえば「名古屋から京都まで鈍行列車で行く道中が面白い!」

というだけの話です。

 

スケールの小ささを誤魔化すためになんだか格言っぽいことを言ってしまいました。

 

 

新幹線だと30分、在来線だと2時間ちょい

 

大学時代京都に住んでいたため、実家のある愛知と京都を往復する機会がしばしばありました。

 

新幹線は高いため、JR在来線を使って行き来していたのです。

(在来線だと新幹線の約半額ですむ)

 

その時は特に何とも思っていなかった京都⇔名古屋間の道のりですが、最近ちょっとした用事で京都まで行く機会があり、お金も惜しかったため数年ぶりに在来線で向かいました。

 

すると改めて発見があったというか、予想外に楽しい道中を過ごせたので、以下その模様をご紹介しようと思います!

 

※注・電車知識に関しては全くのド素人です。

「ふ~ん」程度にゆるくお読み下さい。

 

 

THIS IS サイコーに チョウドイイ 150km

 

名古屋京都間

名古屋京都間拡大図

 

名古屋⇔京都は距離にすると約150km。

在来線で向かおうとすると片道2時間ちょっと。

通る県は「愛知県」「岐阜県」「滋賀県」「京都府」。

 

個人的にこれって、移動における「遠すぎず」「近すぎず」のベスト距離&時間だと思うんですよね…

 

JR東海と関西

(yahoo路線図より。朝7時半頃名古屋駅を出発した場合)

 

乗り換えも1時間に1回程度あるので、ずっと座りっぱという訳でもありません。

 

そして何より「関東(東海)」と「関西」の境目を越える訳なので、文化圏において色々な発見があって面白いのです!

 

 

解き明かせ!関西弁の境界線はどこなのか?

 

この謎、以前からずっと気になっていました。

名古屋岐阜は多少の訛りはあれど、イントネーションはほぼ標準語と同じ。

それがどこから「関西弁アクセント」に変わるのか。

 

正確に把握することは困難ですが、うっすら境界線のようなものがあるはずです。

 

なので私は在来線で移動する際、ここぞとばかりに周囲の会話をチェックしていました。

 

それに基づいて結論から言いましょう。

 

関西弁の境界線、米原辺りでは…?

 

新幹線「こだま」に乗るとおなじみ、米原駅

実はこの米原駅から、列車がJR東海から西日本の管轄へ変わります。

 

米原駅関西弁の境界線説

 

米原駅より少し手前の、合戦でお馴染み「関ヶ原岐阜県)」では乗って来るお年寄りの会話が岐阜弁だったのに対し、米原で乗ってきた女子高生は思いっきり関西弁イントネーションでした。

 

ただ、私が乗った列車が午前の時間帯で正直話してる人があまりいなかったこともあり、信頼には値しないかと…

 

米原関ヶ原辺りにお住いの方、是非関西弁の境界について思うことがあればご一報下さい。(結局丸投げ)

 

 

関ヶ原米原間の雰囲気が素敵

 

ここからは、気になった景色などダイジェストでお送りします!

なお、普通に写真を撮り忘れたためGoogleマップストリートビューでカバーさせてもらいます…

 

伊吹山区間

 

私が勝手に名古屋→京都在来線のハイライトだと思っているのがこの

関ヶ原米原間です。

 

ここは先ほどの地図でもわかる通り、岐阜から滋賀に至る区間になっております。

 

そばには伊吹山という爽やかな名前の山があり、標高が少し高め。

冬に通った時はこの区間だけ雪が積もっていて驚きました。

 

 

のんびりした風景が、とにかく在来線でゴトゴト揺れる列車の旅と合うのです!

 

周囲に高い建物がないため、空が広くそびえる山が映えて見えるのも素敵。

 

関ヶ原駅前

関ヶ原駅。合戦の地!という感じがひしひしと伝わってきます)

 

垂井町駅付近

垂井駅付近。こんな感じの風景の中、電車は進みます)

 

米原駅周辺

米原駅周辺)

 

この辺りは新幹線だと一瞬で通り過ぎてしまう風景。

在来線だとぼーっと窓の外を眺めながら進めます。

 

言葉では言い表せないのですが、この関ヶ原米原間は明らかに雰囲気が違うといいますか、なんともいえないゆったりとした空気が流れているように感じます。

 

逆に、米原を過ぎて彦根に入ると今度は一気に都会めいてくるのも面白い。

 

彦根駅前

彦根駅前。この辺りから高い建物が増えはじめる)

 

 

名古屋から出発して京都まで

都会→田舎町→山間部→小都会→都会

の流れを一気に味わえるのが小さな島国の日本らしいといいますか、この区間の魅力だと思っています。

 

 

おわりに

 

私は電車に詳しいわけでも何でもありませんが、久しぶりに電車に乗って遠くに行くと「やっぱいいな~」と思いました。

 

野洲川橋


冒頭で「写真を撮り忘れた」と言いましたが、

ずっと窓の外の景色を夢中で追いかけていたのが原因です。

(景色ばっか見てたらいつの間にか着いてたパターン)

 

普段自分が乗ってる区間以外の電車に乗るだけでも外を見れば新しい発見がありますし、そこが在来線列車の好きな所でもあります。

 

願わくば、いつの日か日本全国在来線で巡ってみたいです!

 

 

それでは、本日はこの辺りで失礼致します~!

 

カエル・パーティのおもいで

 

カエルパーティのおもいで

カエルパーティのおもいで2

 

 

 

 

こんにちは、きいです。

 

今や、カエル肉にはじまり、

世界のありとあらゆる食材がネットで調達できる時代。

 

まさに、

家にいながら「いこくのじかん」を味わうことができるのです。

(ここぞとばかりにこのブログの名前をぶち込む)

 

今回は、そんなお手軽に異文化気分を味わえる

「カエル肉」

についてご紹介します。

 

 

目次

 

 

 

カエルを食べる主な地域

 

日本では馴染みの薄い「カエル肉」。

 

タイやインドネシア、中国といった国で食べられていることから、

「カエル食=アジアの文化?」

と思うかもしれませんが、

 

意外にもヨーロッパ、フランスにもカエルを食べる文化があります。

 

さすが美食の国。

 

思えば、エスカルゴ(カタツムリ)もフランス料理ですし、

食に対する好奇心旺盛な気質を思うと納得です。

 

 

ちなみにフランスでは、

12世紀頃の文献で既にカエル肉に関する記述が見られるようです。

 

年季の入り方が違った。

 

その後、18世紀になると高級食材として扱われていたとか。

 

 

カエルは古くから、

世界のあちこちで人類の食事に貢献していたんですね…

 

 

ケロリン

 

 

日本にもあった!カエル食文化

 

ここまでどこか他人事のようにカエル食文化について紹介してきましたが、

実は日本でもカエルは食べられていました。

 

 

――時は大正。

 

"アメリカより「ウシガエル」が日本へ食用として持ち込まれた"

という記述を発見したのです。

 

なんでも、当時とある教授が日本でカエルの養殖事業をはじめようと、

全国の池で試験的にウシガエルを放ったそう。

 

 

…てか、

ウシガエルってアメリカから来た外来種だったの!!?

と私はツッコミを入れたくなりました。

 

初耳です。

 

低い鳴き声はもはや「夏の田舎の風物詩」的な感じですし、

てっきり日本に元からいた生物かと…

 

 

そしてさらに驚くべき事実が。

 

 

この時、ウシガエル餌として持ち込まれた

「とある生物」がいるのですが、その生物こそがあの

アメリカザリガニ

だったのです。

 

 

お前ら元々は食用カエルの餌ポジションだったんかい!!

 

と本日二回目のツッコミ。

 

 

 

…だいぶ話がそれてしまいました。

 

 

ともあれ、

日本でも昔カエルを食べていた時期があったようです。

 

 

実際にカエルを食べた感想(写真アリ)

 

※ここから先、調理前のカエル肉画像が出てきます。

見たくない方はブラウザバックでお願いします!

 

 

 

 

 

カエルで食べられる部分は「脚のみ」。

なので調理前の肉はこのような感じです。

 

 

カエル肉

 

(友人宅に届きたてホヤホヤのカエル肉の様子)

 

カエル感はそこまでなく、パッと見は鶏肉のよう。

 

これを唐揚げにして食べてみると… 

 

 

カエル唐揚げ

 

 

味も鶏肉だった。

 

もっと例えると、

「薄味で肉臭くない鶏肉」みたいな感じです。

 

肉特有の臭みが苦手な私からすると、

普通にアッサリ味で食べやすく、おいしかったです。

 

 

最もよく使われるカエル肉の表現として

「鶏肉と白身魚の間」

という言葉がありますが、

最初に言った人を褒め称えたいくらい的確な例えだと思います。

 

 

ちなみに中国語ではカエル肉を

「田鶏(田んぼの鶏肉)」

と表記します。

 

 

「カエル肉=鶏肉に似た味」

という認識は、ところ変わっても同じみたいですね。

 

 

…というわけで、以上が

「カエルパーティのおもいで」と「食用カエルに関する概要」

なのでした。

 

 

興味を持った方、

是非一度試してみて下さい!

 

 

皆様も良きカエルライフ(?)を。

 

 

それでは、本日はこの辺りで失礼致します~!

 

 

カエルバッジ

 

自作の「安眠カエル合唱隊バッジ」

 BOOTHにて発売中です。

(露骨宣伝)

 

 

参考元サイト

・AsiaX「意外なヘルシー食材、カエルに出会う小旅行」

・ナショナルジオグラフィック「1万年前から?英で蛙食の証拠発見」

・国立歴史民俗博物館研究報告「環境変化に伴う生業のあり方 ~ウシガエルの流入を中心として~」

【中国】エキサイティング・夜市

 

エキサイティング夜市

エキサイティング夜市2

 

 

こんにちは、きいです。

 

"そうして彼女は、夜の街に消えていった…"

 

 

という訳で、(どういう訳)

今回は中国や台湾の「夜市」についてです。

 

写真も交えながら、実際に歩いた夜市の様子をご紹介します!

 

 

目次 

 

 

夜市とは

 

アジア各地で見られる

「夜になると賑わう屋台街」です。

 

夜市ゲート

(こちらは台湾の饒河街夜市)

 

 

毎日のように開かれている所も多く、

「○○(地域の名前)夜市」

と書かれた大きなゲートをくぐると、歩行者天国となった道路には

左右様々なお店が並びます。

 

その雰囲気はさながら

「日本の夏祭りの夜」。

 

ねっとりとした空気の中、

むせかえるような人いきれをゆらゆらと歩くあの感じが、

私はなんか好きです。

 

 

…ちなみにすごくどうでもいいのですが、

Googleで「夜市」と検索しようとした所、

 

夜市 名古屋



「夜市 台湾」よりも上に「夜市 名古屋」の文字が。

 

私は愛知県民なので

「えっ、名古屋に夜市なんてあった!!?」

とびっくりしたのですが、

 

 

名古屋夜市真相

 

「夜市」という名前の焼肉店でした。

紛らわしい。

 

 

夜市で売っているもの(台湾・士林夜市を参考に)

 

そもそも、夜市ではどのようなものが売られているのでしょうか。

 

台湾最大の「士林(シリン)夜市」を例に商品調査した資料を見つけました。

 

それによると、こんな感じです。

 

夜市商品割合

 

①飲食系

やはり食べ物は最も屋台の数が多く、全体の30%ほどを占めます。

メニューは小籠包、焼き物、揚げ物など、手軽に食べられるものが中心。

 

②服飾系

飲食に次いで数が多いのが服飾系。

洋服、靴、化粧品など。

 

③装飾品

眼鏡、帽子、ベルト、かばん、アクセサリーなど。

 

④家庭用品

小型電化製品や家庭で使う消耗品など。こちらは全体の割合的には少なめ。

 

⑤娯楽系

こちらも屋台の数は少なめですが、

金魚すくい、海老つり、占い、おもちゃなど、

日本の夏祭りにもおなじみのものが並びます。

 

(参考元サイト)

日本人・台湾人の夜市利用意識研究−台北市士林夜市の例

 

 

日本のお祭り屋台と違い、

「服飾系」「家庭用品」が結構あるのは、

夜市が地域の暮らしに根差していることが大きいのでしょう。

 

 

この調査では、観光客が多く訪れる「士林夜市」以外にも、

台湾大学のすぐそばで行われる若者向けの「公館夜市」や、

留学生が多い地域「師大夜市」などの夜市も調べていましたが、

 

最も数が多いのが飲食系、

次いで服飾、家庭用品、

というのはどこの夜市でも一致しているようでした。

 

 

夜市で見て印象的だったもの(写真アリ)

 

ここからは、

以前中国の蘭州に行った際訪れた夜市、

「正宇路小吃夜市(なんて読むのか不明)」

を歩いて印象に残った風景を

ダイジェスト形式でご紹介します。

 

蘭州の地図

蘭州夜市

(漂うディープ感。2018年撮影)

 

 

※注:ヤギの頭やその他動物の形が生々しく残る写真が出てきますので、

苦手な方はお気をつけ下さい!

 

 

 

 

 

・謎の肉

謎の肉

 

一発目から中々強烈です。

文字通り謎の肉。

紫の照明も相まって、なんかおどろおどろしいです。

 

画像を拡大してよく見ると、

「串に刺した豚の尻尾と耳」

であることが判明。

 

日本ではまず見ない光景です。

どうやって食べるんだろう…

 

隣には爽やかなフルーツ屋さんというギャップがまた面白い。

 

 

・ヤギ(羊?)の頭

ヤギの頭

(ずっとヤギだと思ってましたが、もしかしたら羊かもしれません)

 

見た瞬間、切実に

「どうやって食べるんだろう」

と思ったこちらの屋台。

 

さすがに丸ごとだとボリュームがありすぎるという点や、

後ろにテーブル席があることから、

何らかの方法で調理して食べるのだと思います。

 

試す勇気はありませんでした。

 

ちなみに、

店主っぽいおじさんは頭に円形の帽子を乗せていることから、

中国系ムスリム「回教」の方とお見受けします。

 

蘭州市は地理的に回教の方が多く住んでいることから、

屋台もハラール対応のものがちらほら見られました。

 

 

・謎の海鮮

謎の海鮮

 

一瞬「虫!?」と思って飛びのきましたが、

近づいて見ると「丸まったエビ」でした。

 

右下には残り一個となった「カニ」がいます。

 

蘭州は中国でも内陸部に位置することから、

もっぱら肉が食べられているのだと思っていましたが、

ちゃんと海鮮も売られていました。

 

 

臭豆腐

臭豆腐

 

きました!

我らが臭豆腐です!!(?)

 

この臭豆腐

マジでものすごい強烈な臭いです。

 

一度かいだら鼻孔にその臭いがこびりつくこと必須。

 

例えるとしたら、

掃除してないトイレを煮詰めたようなかをり。

(食事中の方すみません)

 

 

もはや新手の兵器と言っても過言ではありません。

(過言です)

 

 

撮り方が下手で肝心の臭豆腐が映っていませんが、

実際はこんな感じの食べ物。↓

 

臭豆腐

(フリー素材サイト・写真ACより)

 

普通に美味しそう。

 

勇気のある方は是非試してみて下さい。

以上、試してないヤツからの勧めでした。

 

 

…というわけで、

盛り沢山になってしまいましたが、

中国・台湾の「夜市」についてはこんな感じです。

 

臭豆腐が臭いだの謎肉だの色々言ってきましたが、

私はそんな地元感たっぷりのカオスな夜市が大好きです。

 

 

それでは、本日はこの辺りで失礼致します~!

 

【中国】異国の唄と金貨のおもいで

 

異国の唄と金貨のおもいで1

異国の唄と金貨のおもいで2

 

 

こんにちは、きいです。

 

皆様は

「忘れられない唄」

ってありますか?

 

 

…と、なんだかこのブログに似つかわしくない

気取った感じの始まり方をしてしまいました。

 

 

前回に引き続き、今回も

「過去の思い出掘り起こし ~あれは一体なんだったのか~」

のコーナーです。

(今考えた)

 

riquewhir97.hatenadiary.com

 

 

目次

 

 

金貨のおもいで

 

過去の記事で、

「やたら中国に縁がある」

という話をしましたが、

思えば私と中国の縁はここから始まっていたのかもしれません。

 

 

改めて回想すると、クラス全員に金貨をくれるお母さんって、

なかなか太っ腹ですね。

 

漫画の中では、

「まるで宝物を手に入れた気分だった――…」

と妙に格好つけていましたが、

もらった金貨はその後どっかいきました。

 

"おい、宝物!!"

 

というツッコミが入ること必須です。

 

まあでも、子供の時の宝物なんて所詮そんなもんですよね…

 

 

「5角通貨」とは

 

記憶の中にある金貨は

「5」という数字で金色をしていました。

 

デザインを考慮すると、あの時もらったのは

現在も中国で使われている「5角硬貨」で間違いなさそうです。

 

 

 

…ん?

 

でも、

中国の基本通貨って「元」じゃなかった??

 

人民元

 

旅行に行った時も、毛沢東が描かれた人民元はおなじみでしたが、

「角」なんてあったっけ…?

 

 

そう、あるんです。

(ナンダコレ)

 

胡散臭い通販番組のようなノリになってきました。

 

 

中国には、元の他にも

「角」「分」

というお金の単位があるそう。

 

(もっとも、「分」については現在ほぼ使われていないそうですが…)

 

仕組み的には、

 

1元=10角=100分

 

となります。

 

 

「5角」は

日本円に直すと15円程度みたいです。

 

中国ではこの「5角」で屋台のギョウザが一個買えます。

 

 

…ちなみに、この「角」は

貨幣だけでなく紙幣にもなっています。

 

それぞれ

1角紙幣、2角紙幣、5角紙幣があるのですが、

ちょっと以下画像をご覧ください。

 

角紙幣

 

デザイン、めちゃくちゃかっこよくないですか!?

 

 

一部「角」以外のお札も混ざっていますが、

多民族国家ならではのエキゾチックなデザインがとても素敵です。

 

こんなオシャレな紙幣があると知っていたら、

中国に行った時、血眼になって「角紙幣」を探していたことでしょう。

 

 

中国のキャッチーな童謡について

 

金貨の他に、もう一つ強烈に覚えているのが

教えてもらった中国の童謡です。

 

15年以上経った今でも普通に口ずさめるレベルで記憶に残っているのですが、

その正体は一切不明。

 

なんというタイトルの唄なのか、どんな歌詞なのかは全く分かっていませんでした。

 

いかんせん、

分かっているのはリズムと、

カタカナの歌詞だけ。

 

歌い出しは

"ショーバトゥカイカイ"

から始まり、

"ブーカイブーカイブーナンカイ"

というラップ並みに韻を踏んだ語呂のいい単語でフィニッシュを迎えます。

 

あとは、なんか動物が出てくるような内容だったと思います。

 

 

この少なすぎる情報を元に、私は鬼のように検索をかけました。

 

そして、ついに見つけました。

 

 

その童謡の名は、

"小兔子乖乖"

 

日本語に訳すと、

「お利口な子ウサギ」

という意味になります。

 

歌詞の内容は、

「留守番している子ウサギたちに、

お母さんウサギが家の扉を開けないように言い聞かせる」

というもの。

 

どことなく「三匹の子豚」に似ていますね。

 

私の頭にこびりついていた冒頭の

「ショーバトゥカイカイ」は

「小兔子(ショーバトゥ)」「乖乖(カイカイ)」。

 

つまり、

「良い子のウサギちゃん」

と言っていたのです。

 

「ブーカイブーカイブーナンカイ」

に関しても意味が判明。

 

「ブーカイ」は中国語にすると

「不开」。

 

つまり、

「ドアを開けてはいけない」

の部分だったのです。

 

 

この「小兔子乖乖」はYouTubeに上がっていたので、

気になった方は是非ラップのような語呂のよさを堪能してみてください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rFrQMUx_OJs

 

 

…という訳で、

以上が「異国の唄と金貨のおもいで」

なのでした。

 

長年心に残っていた謎(?)が解けてとっても晴れやかな気分です。

 

それでは、

本日はこの辺りで失礼致します~!

 

 

参考元サイト

・中国語スクリプト「中国のお金の単位・お金に関する中国語表現」

・中国留学ナビ「中国のお金」

・東京国際交流会・外国語講座「中国こどもの歌(1) 子ウサギよい子」

・フリー素材「写真AC」(画像参考)

【モンゴル】初めての異文化交流と爪の痛み

 

スーホの白い馬とモンゴル

謎の羊歯ゲーム

 

 

こんにちは、きいです。

 

漫画を描いた後、

本当にこの「羊の歯ゲーム」がモンゴルに存在しているか調べたのですが、

ちゃんと存在していました。

 

 

なので本日は、そのゲームに関してや、

モンゴルのことについて書いていこうと思います。

 

 

目次

 

 

「羊の歯ゲーム」の正体

 

ネットでいくつかの記事を読むと、

どうやら私が目撃したものは

 

「シャガイハルワー(Shagain Harvaa)」

 

というモンゴル伝統の室内遊びがもっとも近そうです。

 

 

ただし、こちらは「羊の歯」ではなく、

「ヤギのくるぶし」なのですが、

「動物の骨を使って遊ぶ」

に関しては酷似していることから、多分このゲームだと思われます。

 

ルールを見ると、

おはじきの要領で

「机を囲んで2チームが互いのシャガイをはじいて取り合う」

のだそう。

 

多分じゃなくて絶対これだわ。

 

10数年ぶりにあの日見た伏線が繋がりました。

 

 

想像以上のガチゲーム

 

さらに調べると、このゲーム、

中々クレイジーです。

 

というのも、ゲームをしている最中は、

ゲームマスターの許可が下りるまで

トイレに行くことや飲食は禁止。

 

さらに、相手チームが骨を弾く際は、

歌を歌って積極的に妨害するのが推奨されているんだとか。

 

ガチゲームでした。

 

 

シャガイハルワーイメージ

 

 

元々は遊牧民が息抜きとして遊んでいたようですが、

私の想像する息抜きとはだいぶ違います。

 

さらにさらに、このシャガイハルワー。

 

ユネスコ無形文化遺産に登録されており、

欧米では毎年世界大会が開かれています。

 

 

ここまでくると、

いっそオリンピック種目にしれっと仲間入りしていてほしいものです。

 

 

 わたしとモンゴル

 

こんな感じでコアすぎる

「シャガイハルワー」

という遊びについて話してきましたが、

私は肝心のモンゴルにまだ行ったことがありません。

 

中国にある内モンゴル自治区には行ったことがあるものの、

やっぱりいつかは本場モンゴルで馬を乗り回したいものです。

 

内モンゴル地図

 

 

…本場ではありませんが、

内モンゴル」で出会った印象的な文化について一つ小話でも。

 

調べると、どうやらモンゴルにも同じような文化があることから、

これはもうほぼ本場といっても過言ではないでしょう。(強引)

 

それは数年前、

内モンゴル遊牧民の方の家に行き、ご飯をご馳走になった時のこと。

羊料理を振る舞ってくれたのですが、

食べる前に現地の方がお酒を指先につけて何かお祈りのようなことを言いました。

 

現地ガイドさんによると、

「天に感謝、地に感謝、自分に誓いを。」

と言っていたようです。

 

 

めちゃくちゃかっこよくないですか?

 

 

「天に感謝、地に感謝」まではモンゴルでも言われている乾杯の言葉のようですが、その後の

「自分に誓いを。」

という一言がなんとも粋です。

 

天に感謝

 

 

大自然と共に生きる遊牧民の方がやっているからこそ、

余計にかっこよさが増します。

 

 

ちなみに「モンゴル」というのは現地の言葉で

「勇敢な人」

という意味だそうです。

 

すでに国名からしてかっこよかった…

 

 

 

そんなこんなで、

以上が「小2の頃の異文化体験」と「私のモンゴルに対する印象」なのでした。

 

例によってとりとめのない感じになってしまいましたが、

このブログは基本散らかっているものだと思って下さい。(開き直り)

 

それでは、本日はこの辺りで失礼致します~!

 

 

参考元サイト

・VOICE  of MONGOLIA「シャガイハルワーというモンゴルの伝統的なゲームについて」

http://www.vom.mn/ja/p/14430

・YAHOOニュース「モンゴルの伝統的な遊びといえば?

https://news.yahoo.co.jp/articles/54eb2e0af7fc87f3733624e36997db9421b42bc1

・東京都立図書館「モンゴル国

https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/search/research_guide/olympic_paralympic/area_studies/index/mongolia/

 

 

【ウズベキスタン】なぜか遭遇しがちな羊の●●

 

ウズベキスタンで羊と遭遇。警戒。

新疆ウイグル自治区での出来事

やっぱり羊の解体に遭遇

 

 

 

――「それ」は突然やってきます。

 

どれだけオシャレな公園だろうと、

のどかな繁華街だろうと、

油断は禁物です。

 

リードをつけられ歩かされてる羊を見たら、

解体へのカウントダウンだと思って下さい。

 

こんにちは、きいです。

 

…というわけで今回は、

イスラム圏旅行あるある(?)

 

「なぜか遭遇しがちな羊の解体」

 

について、写真も交えながら語ろうとおもいます。

 

 

ちなみに、グロ画像にあたるものは

問答無用でゆる~い絵に差し替えますのでご安心下さい!

 

ですが、

どうしても文章による血表現などが含まれますので、

そういった描写が苦手な方はGO BACKでお願い致します…!

 

 

 目次

 

 

 イスラム圏と羊肉文化

 

近年、日本でも「ハラール対応」なる、

宗教的理由に配慮した飲食店がちらほら見受けられますが、

イスラム世界では豚肉は基本NG。

 

そのため、羊肉がポピュラーな肉として流通しています。

 

ウズベキスタンもその例に漏れず、

屋台や食堂では串刺しにした羊肉(ケバブ)をはじめ、

羊料理が多く見られました。

 

前回の記事でも紹介した、

ウズベキスタンを代表する米料理「プロフ」にも、

羊肉が使われています。

 

riquewhir97.hatenadiary.com

 

プロフ

(羊肉のジューシーさが味を決めるといっても過言ではない)

 

 

…と、ここまで書いて、私はある素朴な疑問を抱きました。

 

そもそも、イスラム圏ってなんで豚肉食べちゃダメなんだっけ??

 

気になったので検索して調べることに。

 

すると、

「豚はイスラム世界で汚らわしい生き物扱いされてるから」

というなんか身も蓋もない回答が。

 

どうやら「なぜ」という明確な根拠についてはハッキリと分かっていないようですが、

「豚=不浄」ともとれる記述がコーランイスラム聖典)にはあるそうです。

 

 

ちなみに、豚肉以外の肉に関しても、

イスラムの作法にのっとって加工したものでない限り、

食してはいけないそう。

 

このイスラムの作法で加工」のあたりが、

私が見た羊の解体と関わってきます。

 

 

羊は首からナイフを入れる

 

私は今までに新疆ウイグル自治区で二回、ウズベキスタンで一回、

羊の解体に出くわしているのですが、

 

そのどれもが

「必ず首からナイフを入れて」

殺していました。

 

これは、先述した聖典コーランに基づく

 

「豚肉以外の食品は、

アッラーの名を唱え、頸動脈を切断したものがハラール食品とされる

教えが元になっているようです。

 

 

鮮やかすぎる解体さばきは血が少ない

 

解体を目の当たりにして一番驚いたのは、

とにかく血が出ない

ことです。

 

私は一時期ユーチューブで

職人さんが魚を流れるようにさばく動画を見るのにハマっていたのですが、

ほんと羊もあんな感じです。(どんな感じだ)

 

冒頭の漫画では分かりやすくするために「血がブシャー」みたいな表現をしましたが、実際は一切そんなことありません。

 

最初の首を切る血抜きの際は多少流れますが、その後はお腹を開けても、内臓を取っても、赤色を見ることはありませんでした。

 

 

…どうやらこの「血に対するこだわり」にも、

イスラムの作法」が関係しているそう。

 

「屠殺の際は、肉からすべての血を除去すること」

「血液が完全に抜け切ってから解体をすること」

 

が定められているようです。

 

 

 

ゆる絵で見る・羊さばきの手順

 

首を切ってからは魚と同じように皮をはぎ、内臓などを除去するのですが、

この一連の流れがとにかく鮮やかなのです。

 

しかも、その際使っていたのは果物ナイフサイズの小さな刃物。

 

それであっという間に解体してしまうのですから、

「これが羊さばきの職人か…!」

とちょっと感動したほどです。

 

羊の解体1

 

羊の解体2

 

羊の解体3

 

ここまでで約15分ほどだったと思います。

スピード解体。

 

 

実際の現場写真(グロなし)

 

解体現場

キレイな公園の一角で突然始まった解体。

 

ちなみにグロイ部分はすべて

「漫画素材・花(ポピー)」

で隠しました。

 

 

解説解体

解体しているのは真ん中の二人で、

あとは野次馬する人々。

 

 

お兄さん

解体直後のお兄さん。

カメラ目線でこの笑顔である。

 

 

…というわけで、

以上が

「なぜか遭遇しがちな羊の解体」

に関する報告なのでした。

 

実際見た時は衝撃でしたが、

「いのちをいただく」

ことの意味をを強く実感できたので、とても貴重な体験だったと思います。

 

その後入ったレストランでの

「いただきます」

は多分すごく実感こもってました。

 

…なので、

日本も小中学校の食育とかに導入すればいいと思います。(やめろ)

 

 

では、本日はこの辺りで失礼致します!

 

 

 

参考元

・小田淑子『一神学研究14』「イスラームの食物規範」

http://www.cismor.jp/uploads-images/sites/2/2019/03/4d8bdf816ea82bbf7b202fe2affcaf94.pdf

・杉山維彦『日本国際観光学会論文集第21号』「食の安全とハラールのあり方についての考察」

http://www.jafit.jp/thesis/pdf/14_19.pdf

 

ウズベキスタンの食べものたち

 

ウズベキスタンの料理ナン

ウズベキスタンの料理紹介

ウズベキスタン料理の注意点

 

 

 

 

こんにちは、きいです。

 

前回に引き続き、ウズベキスタンの話題を少々。

今回は「食べ物」編です。

 

riquewhir97.hatenadiary.com

 

冒頭の漫画でちょろっと出てきた食べ物たちについて、

実際の写真を交えて掘り下げていきます!

 

 

目次

 

 

その①:ナン

 

私は勝手に日本の「おにぎりポジション」だと思いました。

 

サービスエリア、レストラン、バザール(市場)、商店…

とにかくどこに行っても売っているからです。

 

ナン

(こちらはレストランで出てきたナン)

 

ただ、おにぎりよりはボリューム満点。

 

写真だと分かりづらいですが、

上のナンも人の顔くらいの大きさがあります。

 

うっすら切れ込みが入っていることから、

何人かで分けて食べる前提のデカさです。

 

 

ナン2

(こちらは市場で見つけたナン。焼きプリンみたいな見た目)

 

ぱっと見、

柔らかくてフワフワした食感なのかな~

と思うじゃないですか??

 

実際食べてみると想像の5倍くらい固いです。

 

そしてパサついています。

味は特にありません。

 

でもなぜかクセになってしまう…

それがウズベキスタン・ナンの魅力なのです。

 

映画館で無心で食べてしまうポップコーンの感覚に似ています。

 

 

しかしこのナン。

クセになるからといって、

日本におみやげで持って帰ろうとするのは要注意です。

 

ウズベキスタンのナンは、

ウズベキスタンの乾燥した気候だからこそ、

この状態をキープしているのです。

 

すなわち、

湿度が高い日本降り立った途端、

あっという間にカビだらけです。

 

手の込んだ嫌がらせとしてはお土産もアリかもしれませんが、

普通にもったいないのでやめましょう。

 

 

その②:ボルシチ

ボルシチ

 

驚くほど写真の撮り方が下手すぎて全然おいしそうじゃありませんが、

間違いなくおいしかったのが、こちらのボルシチ

 

思わず、

えっ?日本の調味料使ってる??

と聞きたくなるほど、デジャヴを感じる味でした。

 

「ちょっと濃いめのコンソメスープに、醤油を混ぜたような味」

だったのです。

 

早実家のような安心感。

 

食べたことないので分かりませんが、

本場ロシアのボルシチもこんな味なのでしょうか。

 

それとも「文明の十字路」ウズベキスタンだからこそ、

東西の味が混ざり合ってなんかいい感じになったのでしょうか。

 

…いかんせん、

これが私とボルシチのファーストコンタクトだったため、

真相は謎です。

 

 

その③:プロフ

プロフ

 

羊肉を使ったピラフです。

 

私は羊肉があまり得意ではないのですが、

これはめちゃくちゃスプーンが進みました。

 

羊肉特有の臭みもなく、

ご飯のパラパラ感とお肉のジューシーさが絶妙なのです。

 

 

一緒に行った友人はあまりの美味しさに感動し、

このプロフをデカイ缶詰でお土産用に買い込んでいました。

 

私はそれを

「絶対スーツケースに入らないだろ」

と思い横目に見ていましたが、

今になると

「スーツケースからはみ出してでも買っておけばよかった…!」

と後悔しています。

 

 

調べた所、ネット通販でも売っていました。

 

www.kinuya.store

 

興味のある方は是非!

 

 

その④:ラグメン

ラグメン

 

いわゆる「中央アジア風焼きうどん」。

 

個人的・ウズベキスタンナンバーワン料理です。

 

 

正確に言うと「ウズベキスタン」というよりかは、

イスラム圏で広く親しまれている家庭料理のようです。

 

これがとにかくウマイ。

 

近い表現としては、

「うどんの麺にナポリタンの味付けをした感じ」

です。

 

 

私の家の近所には、丸●製麵や●井製麵所などのうどん屋が乱立する

「うどん激戦区」

と呼ばれる場所があるのですが、一時期は

 

「このうどん屋全部潰れてラグメン屋にならねーかな」

 

と思っていました。

(問題発言)

 

ラグメン激戦区

 

 

日本に帰っても、それだけ余韻が残る美味しさだったのです。

 

 

ひまわり油にご注意を

 

…とまぁ、

色々と紹介してきましたが、

 

ここで一つ総括兼注意です。

 

漫画でも触れたように、

ウズベキスタンの料理には

「ひまわり油」が多く使われています。

 

美味しいからといって食べすぎると、

この油が体に合わない場合

お腹を下します。(体験談)

 

 

私は見事合わない体質だったらしく、腹痛を抱えながら旅をする羽目に。

 

しかし一緒に行った友人はケロリとしいていたことから、

個人によるのでしょう。

 

ひまわり云々以前に、そもそも

「あぶらっこい食べ物が苦手…」

という方は気を付けた方がいいかもしれません。(私)

 

 

では、今回はこの辺りで失礼致します。

 

(切実に近所に『ラグメン屋』がほしい)